Please select your country / region

Close Window
GT
GT SPORT Community
JP
イベントリポート

グランツーリスモ・トロフィーをフェラーリ500モンディアルが受賞

8月19日、アメリカ・ペブルビーチで第62回「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」が開催され、「グランツーリスモ」シリーズ・プロデューサー山内一典は、1954年製フェラーリ500モンディアル・ピニンファリーナ・クーペ(シャシーナンバー:0422MD)に「グランツーリスモ・トロフィー」を授与しました。

フェラーリ500モンディアルにはいくつかのタイプが存在しますが、受賞車は1954年のツール・ド・フランスを戦うために2台だけが作られた、ピニンファリーナ製ベルリネッタ(屋根付きクーペ)のうちの1台です。
柔らかな曲線を描くエンジンフードの下に収まるのは、軽量化を優先してあえて4気筒とした2リッターDOHCエンジン。1952年から始まったF2グランプリに由来するこのエンジンは名工アウレリオ・ランプレディの設計によるもので、最高出力170ps/7000rpmを誇ります。さらにボディは鋼管スペースフレーム、サスペンションには路面追従性に優れたド・ディオンアクスルを採用するなど、端正なたたずまいには当時の最新技術がぎっしり詰まっているのです。

この500モンディアルは、ツール・ド・フランスでの勝利は逃したものの、代わりに完璧なコンディションを後世に残すこととなります。レースから2年後の1956年、クルマは2代目オーナーのもとに渡り、以後46年間、フランスのシャトーの奥で眠り続けました。2002年、その存在を知った現オーナーのシャーリー夫妻が、奇跡的なコンディションを保ったこのクルマを譲り受けたことで、今回のペブルビーチでの受賞へと繋がったのです。

「グランツーリスモ・トロフィー」を受賞したこのフェラーリ500モンディアル・ピニンファリーナ・クーペは、将来の「グランツーリスモ」に収録される予定です。スポーツカー黄金期が産み落とした傑作をドライブする日を、楽しみにお待ちください。

なお、今年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは1928年製メルセデス・ベンツ680S Saoutchik Cabrioletが、大賞である「Best of Show」を受賞しています。