グランツーリスモ・トロフィーをアルファTZ2が受賞
去る8月16日、アメリカ・ペブルビーチで行われた第59回「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、“グランツーリスモ・トロフィー”の審査が行われ、プロデューサーの山内一典が1965年製アルファロメオTZ2を選出しました。
受賞車のアルファロメオTZ2は、アルファロメオが送り出した最後のロードゴーイングレーサー(公道を走れるレーシングカー)で、スポーツカーとレーシングカーが未分化だった時代のスパルタンさとエレガントさを併せ持つ、クルマ史上極めて重要な1台です。
TZをベースにわずか12台だけが製造され、鋼管パイプフレームにFRPを組み合わせることで車重を極限まで軽量化、ビッグバルブやハイコンプピストンで強化した1.6リッターDOHCエンジンを組み合わせて高い戦闘力を実現しています。
そのほとんどは、アルファロメオのワークスチーム「アウトデルタ」にゆだねられ、世界中のレースを暴れまわりましたが、「コーダトロンガ(砲弾型)」といわれるボディデザインは最新の空力理論に基いており、その後のレーシングカーデザインに強い影響を与えました。
シャシーナンバーAR750106というこの固体は、モンツァやセブリング、ニュルブルクリンクといったレースで活躍したマシンですが、クラッシュ歴、レストア歴が一度もない完璧なオリジナルモデルという奇跡のような事実が高く評価され、受賞に至りました。
“グランツーリスモ・トロフィー”は昨年“ポリフォニー・デジタル・トロフィー”としてスタートしましたが、今年“グランツーリスモ・トロフィー”と改称し新たに選考を行いました。
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