ワールドシリーズ

スバルと BMW がロンドン開催のグランツーリスモ ワールドシリーズ 2025 マニュファクチャラーカップのシーズン開幕戦で輝く

ロンドンUK(6月7日、2025) - グランツーリスモ ワールドシリーズ8年目の開幕戦は今日、ロンドン・ホワイトシティの有名なテレビジョンセンター・BBC TC1スタジオで、満席の観客の前で行われました。

ラウンド 1 - ロンドンのマニュファクチャラーズカップを GT LIVE で観る
https://www.gran-turismo.com/world/live/00_1940715

まずはマニュファクチャラーズカップ。レクサスが2024年に厳しい戦いを制して手にした王座の防衛に挑みます。

マニファクチャラーズカップではオフィシャルパートナーであるトヨタとマツダにオンライン予選上位を加えた合計12のメーカーが戦います。各メーカーの代表は欧州 / 中近東 / アフリカ地区、北米 / 中南米地区、およびアジア / オセアニア地区のオンライン予選でそれぞれトップに立った3名のドライバー。今回のイベントではアジア / オセアニア地区を代表する12名のドライバーがサーキットに集結、観客の注目を集めました。

ふたつのセッションにわけて決勝レースのグリッドを競った予選では鈴木 聖弥が駆るBMW が序盤からペースをみせ、ポールポジションを確保。その横に並ぶのはマニュファクチャラーズカップで2回のチャンピオンに輝いたスバルの宮園 拓真。3番手には佐藤 彰太が駆るチームポルシェの911 RSRが続きます。

決勝のコースは難易度の高い東京エクスプレスウェイで、戦略がカギとなります。チームには1回のピットストップが義務づけられ、ソフトタイヤとミディアムタイヤのいずれかを使用することになります。トップを走る BMW とスバルは似たような考え方で、スタートはソフトタイヤを選択。序盤でリードを稼ぎ、最終スティントでミディアムに変更する戦略です。他のチームはミディアムタイヤでスタートを切りました。

レースの序盤では各ドライバーがポジションをキープし、コースとライバルの動向を見極めているようでした。しかしそれぞれがピットストップを終えると、レースのトーンは劇的に変化。それまで大人しくしていた各ドライバーは牙を剥き、全力のバトルロワイヤルに突入します。

とくに16ラップ目には複数のクルマが絡む激しい中団争いが勃発。そのカオスのなかでポルシェ911 RSRが後ろからの追突により最後尾に沈み、彼らのレースは終わってしまいます。その後レースはBMW の鈴木とスバルの宮園の一騎打ちに。抜きつ抜かれつのバトルの末、最後のヘアビンでスバルの宮園が完璧なオーバーテイクを披露、鈴木のM6 GT3の側をすり抜けてチャンピオンシップポイント6点を確保。BMW は5点の獲得に留まりました。表彰台の最後のスポットと4ポイントはチームマツダのベテラン、國分 諒汰がRX-VISION GT3で獲得しています。

どのクルマも、どのチームも高い競争力をもっていることがこのレースで証明されました。今回はスバルが勝利しましたが、2025年のマニュファクチャラーズカップシーズンはまだまだどうなるかわからないということが浮き彫りとなった第一ラウンドでした。

スペイン勢が開幕戦ロンドンのネイションズカップを圧勝 ロンドンUK(6月7日、2025) – 8年目を迎えたグランツーリスモ ワールドシリーズは今日、ロンドン・ホワイトシティの有名なテレビジョンセンター・BBC TC1スタジオで華やかに開幕しました。マニファクチャラーズカップでのスリリングな一騎打ちを経て、次の注目はネイションズカップ。2024年のネイションズカップトップ...