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チームトヨタがワールドファイナル・モナコでマニュファクチャラーシリーズの2019年シーズンタイトルを獲得!【結果速報】
ワールドファイナル2019・モナコ
2019.11.24

11月23日(現地時間)、モナコで開催となった「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ」2019シリーズの締めくくりとなる「ワールドファイナル」にてマニュファクチャラーシリーズの決勝が行われ、チームトヨタ(山中智瑛 / 日本、ライアン・デルッシュ / フランス、イゴール・フラガ / ブラジル)が年間チャンピオンを獲得しました。

2019シリーズでは3月のパリから10月の東京まで5回のワールドツアーを経て、これまでアストンマーティン、トヨタ、メルセデス・ベンツそしてポルシェ、4チームのマニュファクチャラーシリーズ勝者が誕生しており、2019シリーズチャンピオンが決まる今大会は激戦必至の大一番です。

会場となったモナコ・モンテカルロ「サル・デ・ゼトワール」には13の国から36名・12チームが集結。今シーズンワールドツアー勝者だけでなく、昨年度ワールドファイナル・チャンピオンのレクサスといった強豪チームが参加し、その中にはFIA GTチャンピオンシップにとどまらず、国体e-sport大会「全国都道府県対抗 eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」一般の部で優勝した山中智瑛選手(トヨタ)や、同大会少年の部と「U18 全日本選手権」を勝利した水野航希選手(シボレー)など日本人選手も顔を覗かせます。

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そして今回、メルセデス・ベンツとBMWのチームにはストラテジストが帯同。レース間にドライバーのメンタルを、レース中にはチームラジオで戦略をサポートします。

マニュファクチャラーシリーズに先立ち、会場ではマツダデザインアメリカのシニアディレクター Julien Montousse氏と、「グランツーリスモ」シリーズ・プロデューサー山内一典によるトラックサイドトークが催され、マツダのレーシングヒストリーや来シーズンのFIA GTチャンピオンシップに新参戦するマツダ車、 MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT のイメージスケッチが発表されました。

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今ワールドファイナルのマニュファクチャラーシリーズはレース1、2と獲得ポイントが倍になるグランドファイナルの3レースで構成され、レース中に各チームの全3ドライバーの交代が義務付けられる団体戦です。総合獲得ポイントにより年間チャンピオンを決定します。

レース1のスターティンググリッドを決めるトップ6予選では、前日のネイションズカップセミファイナルで決勝進出を逃すことになった、2018ネイションズカップチャンピオン、イゴール・フラガ選手がトップタイムを記録し、トヨタがポールポジションを獲得。2番手は今シーズンで2勝しているメルセデス・ベンツ。その後ろにレクサスが続きます。

レース1はトヨタがソフトタイヤスタートで逃げ切りに成功し、1位でフィニッシュ。2位メルセデス・ベンツ、3位がレクサスで順当にポイントを獲得します。

レース2はワールドファイナルで初披露となったコース「ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ」を20ラップするレース。スタートタイヤにミディアムを選択したトヨタは序盤、混戦に巻き込まれ5番手まで後退しますが、レース終盤で首位メルセデス・ベンツに僅差まで迫るポジションへ浮上。最終ラップではメルセデス・ベンツのトム・ラテル選手とトヨタのライアン・デルイッシュ選手によるフランス人同士の熾烈なバトルが行われます。しかしラテル選手はポジションを守りぬき、メルセデス・ベンツがこのレースを勝利します。

メルセデス・ベンツとトヨタがともに暫定ポイントランキング1位で並び、迎えたグランドファイナルの舞台は高速ストリートコース「東京エクスプレスウェイ」・20ラップ。第2スティントで大きな転換点が訪れます。8ラップ目でメルセデス・ベンツのアンソニー・フェリックス選手がコーナーで大きく膨らむミスがあり5位に後退。この間トヨタはスリップストリーム圏外まで後続・アウトラップ走行のBMWを引き離し単独1位に。

この絶好の機会を逃さなかったトヨタは、ライアン・デルイッシュ選手が燃料をマネジメントしながら後続との差を広げ、無給油で最終ドライバーのイゴール・フラガ選手と交代。一方レース終局の表彰台争いで、アルファロメオが激戦をくぐり抜け3位でフィニッシュ。メルセデス・ベンツはコース上で2番手まで復帰しますが、トップのトヨタとの差は10秒以上。フラガ選手は1位でチェッカーを受け、トヨタがチャンピオンの座を手にしました。

多くの厳しいレース局面を担うデルイッシュ選手の冷静さと、ワールドツアー・東京でワールドファイナルのネイションズカップ出場を逃した山中選手、またネイションズカップ決勝への出場が叶わなかったフラガ選手らのマニュファクチャラー勝利へかける熱い思いが、チームトヨタに年間王者のタイトルをもたらしました。

2位は今シーズンで常に高いパフォーマンスを見せたチームメルセデス・ベンツ(コディー・ニコラ・ラトコフスキ / オーストラリア、トム・ラテル / フランス、アンソニー・フェリックス / USA)。3位にはアルファロメオ(ダニエル・ソリス / USA、アロンソ・レガラード / ペルー、吉田匠吾 / 日本)が入賞し、日本人選手の山中選手と吉田選手の2名が表彰台入りを達成しました。

2019 ワールドファイナルのマニュファクチャラーシリーズチャンピオンとなったチームトヨタの3名は、12月に開催予定の「FIA GALA」で改めて表彰を受けます。

ワールドファイナル2019
マニュファクチャラーシリーズ リザルト

Rank Manufacturer / Drivers Race 1 Race 2 Grand Final Total Points
1 トヨタ 山中 智瑛 / ライアン・デルッシュ / イゴール・フラガ 12 10 24 46
2 メルセデス・ベンツ コディー・ニコラ・ラトコフスキ / トム・ラテル / アンソニー・フェリックス 10 12 20 42
3 アルファロメオ ダニエル・ソリス / アロンソ・レガラード / 吉田 匠吾 6 7 14 27
4 アストンマーティン ファビアン・ポルティラ / 滝田 歩夢 / ニック・マクミレン 3 5 12 20
5 レクサス アドリアーノ・カラッツァ / アンドリュー・ブルックス / バティス・ボボア 8 6 4 18
6 シボレー 水野 航希 / マルコ・メンドーザ / マシュー・マキューエン 1 0 16 17
7 フォード アダム・ウィルク / アーメン・アルカハム / アダム・タペイ 4 3 10 17
8 BMW コケ・ロペス / ニコラス・ルビラー / ランドール・ヘイウッド 7 8 0 15
9 ジャガー ケニー・コノモス / ヴィニシウス・ネト / フローリアン・パガンテ 2 2 8 12
10 アウディ ハイデン・ハンター / マーティン・グレディ / 加藤 達彦 5 4 2 11
11 ポルシェ アンゲル・イノストローザ / トリスタン・ベイリス / マット・シモンズ 0 1 6 7
12 ヒュンダイ ケビン・パウンダー / アンソニー・デュヴァル / コナー・ヘリー 0 0 0 0

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