レースレポート

古巣日産で復活を遂げたAkagi_1942mi選手がシリーズ首位を獲得!

6月7日に開幕を迎えた「グランツーリスモ ワールドシリーズ - マニュファクチャラーズカップ - 2023 シリーズ」。

カタロニア・サーキット・ナショナルレイアウトで開催されたラウンド1は、ポールポジションを獲得したフェラーリのTX3_TenagaZaru-S選手がポール・トゥ・ウィンを達成し440ポイントを獲得。

続くラウンド2は、テクニカルなミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで争われました。今シーズン久々に古巣の日産への復帰を果たしたAkagi_1942mi選手が3周目にトップに躍り出ると、そのまま1位でフィニッシュし、448ポイントを獲得。

しかし、2枠目のレースでは、マクラーレンのTX3_Ra1g選手が後続を引き離しポール・トゥ・ウィンで、Akagi_1942mi選手と同率の448ポイントを獲得します。TX3_Ra1g選手は、開幕戦でも439ポイントという高ポイントを獲得しているだけに、シリーズ序盤を引っ張ります。

ラウンド3は、世界屈指の難コースのひとつである、ニュルブルクリンク エンデュランスを舞台に争われました。
コンディションが目まぐるしく変わるレースならではの、数々のドラマティックなレースが繰り広げられました。

ニュルブルクリンクマイスターであるDW-yuhki02選手がスバルでスポット参戦を果たします。しかし、1枠目のレースではタイヤチョイスを誤り、スタート直後に失意の最後尾に転落。
このレースで幸先よく勝ち抜けたのは、日本のKerokkuma_ej20選手とのスバル勢の直接対決を制した、オーストラリアのDstinct_Andrew選手でした。

2枠目のレースでは、ルノーのDstinct_Twitchy選手が危なげない走りで勝利し451ポイントを獲得。
2位には1枠目のレースで絶望を味わったスバルのDW-yuhki02選手が入り432ポイントを獲得。ニュルブルクリンクマイスターとしての意地とプライドを見せつけました。

3枠目のレースでは、前2枠のレースでスバル同士のレースに敗れたKerokkuma_ej20選手が堅実な走りで勝利し432ポイントを獲得。
誰もが予想することが出来ない雨模様のなか、トッププレイヤーとて無傷でフィニッシュラインにたどり着くことが困難な、天気に翻弄されるタフなレースでした。


サルディーニャ・ロードトラック・Bで争われたラウンド4は、シリーズ序盤に低迷していたスバルのKerokkuma_ej20選手が速さを取り戻して、ポール・トゥー・ウィンを達成し462ポイントという高ポイントを獲得。シリーズランキングでもポジションをあげることで成功します。


スパ・フランコルシャン 24h レイアウトの高速決戦となったラウンド5は、ホンダのOA4life_選手が見事勝利し、443ポイントを獲得。

ラウンド6はワトキンズ・グレン ロングコースで争われました。
今シーズンは浮き沈みの激しいレース展開を強いられていた、BMWのLUA_CRV-86選手が予選から圧倒的な速さでポールポジションを獲得。その勢いを維持したまま挑んだ決勝レースでは、トラックリミットのギリギリを攻める鬼気迫る走りで、大量リードを広げてポール・トゥー・ウィン。LUA_CRV-86選手は、この勝利で447ポイント獲得しポイントランキングでも急浮上することに成功しました。


最終戦の舞台はインテルラゴスサーキット。
ポイントランキング首位争いを繰り広げる、日産のAkagi_1942mi選手がポールポジションからスタートをきめると、混戦でペースの上がらない2位以下を引き離すことに成功し、勝利で最終戦を締めくくります。Akagi_1942mi選手はシーズンを通して、常に400ポイント以上の高ポイントを獲得し続け、古巣日産に復帰1シーズン目で待望のシリーズ制覇。
思い起こせば2018年のマニュファクチャラーシリーズ。日産とAkagi_1942mi選手という組み合わせに、誰しもが脅威に感じたであろう、あの強い日産のAkagi_1942mi選手が戻ってきました。

果たして、「ワールドシリーズ Showdown 2023 アムステルダム」でもその強さを見せつけてくるのか注目です!



グランツーリスモ ワールドシリーズ - マニュファクチャラーズカップ - 2023 シリーズ
 1位/日産/おさかな(Akagi_1942mi)/1351ポイント
 2位/スバル/T. Miyazono(Kerokkuma_ej20)/1322ポイント
 3位/BMW/CRV(LUA_CRV-86)/1321ポイント