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NATIONS CUP
オーストラリアの猛攻も届かず。日本・tatsurou55選手が初のチャンピオンに!
テストシーズン14 オーバービュー
2018.02.22

ネイションズカップのテストシーズン14は、2月11日から17日にかけて、全6戦が行われました。

日曜日の開幕戦は東京エクスプレスウェイ・東ルート内回りが舞台。トヨタ 86 GR.4を使ったワンメイクです。ここでは第1枠、第2枠のレースでオーストラリア勢が活躍。Nik_Makozi選手、SpeedyChicken_04選手がそれぞれのレースで優勝を果たし、高ポイントを獲得しました。

月曜日の第2戦は人気コース、ドラゴントレイルでのGR.3マシンによる戦いです。このレースではオーストラリア勢の上位進出を阻止すべく、層の厚い日本勢が奮闘しました。第1枠のレースではtatsurou55選手、Created_by_Doll選手がワン・ツー・フィニッシュ、第2枠ではox14445選手が勝利を飾りました。

第3戦は南半球の名サーキット、インテルラゴスを使ったGR.4マシンによる1戦。ここでは第1枠のレースでオーストラリア・Nik_Makozi選手と日本・Kawakana222選手がデッドヒートを展開、4位スタートのNik_Makozi選手の追い上げをKawakana222選手が抑えきって優勝を飾りました。しかし総合ポイントではNik_Makozi選手がKawakana222選手を上回り、オーストラリアがランキング首位に立ちます。

水曜日のオフをはさんで木曜日の第4戦。カリフォルニアのウィロースプリングス・ビッグウィローを舞台にした三菱 ランエボ Gr.B Road Carによる戦いです。ここではオーストラリア勢のNik_Makozi選手、SpeedyChicken_04選手がレースを欠場し、代わって日本のs-shohei_選手、tatsurou55選手らが優勝を飾りました。ポイントランキングではNik_Makozi選手、Kawakana222選手の1位、2位こそ変わらないものの、3位に日本・tatsurou55選手がランクイン、4位にも日本のs-shohei_選手が上がってきました。

金曜日の第5戦はGR.4マシンによるニュルブルクリンクGPコースでの1戦。このレースでは第1枠で日本・Kawakana222選手とオーストラリア・Nik_Makozi選手が再び熱戦を展開、3位スタートのKawakana222選手がNik_Makozi選手を逆転して優勝を飾りました。その結果有効ポイントでもKawakana222選手が首位に立ちましたが、上位勢のポイントが拮抗しており、まだまだ予断を許しません。

こうして迎えた土曜日のファイナルレース。テクニカルコース鈴鹿を舞台にしたGR.3マシンによる戦いです。第3枠のTop24 スーパースターズにはトップ選手が残らずエントリーしました。

Kawakana222選手とNik_Makozi選手による熱戦が予想されましたが、Kawakana222選手は予選で3番手となりフロントローを失う展開。代わってNik_Makozi選手に食らい付いたのが2位スタートの日本・tatsurou55選手でした。同選手は見事な集中力でNik_Makozi選手をオーバーテイクし、最終戦のウィナーに。その結果11264ptsを獲得し、ポイントランキングでもNik_Makozi選手を逆転。自身初のネイションズカップ・チャンピオンに輝いたのです。

RANK DRIVER DR SR RD.1 RD.2 RD.3 RD.4 RD.5 RD.6 TOTAL
1 日本 tatsurou55 S S 1656 2155 1346 1727 1631 11264 15146
2 オーストラリア Nik_Makozi S S 1863 1814 2080 - 1740 10861 14804
3 日本 Leafa_12 S S - 1728 1223 1453 1634 10458 13820
4 日本 Kawakana222 S S 1759 1580 2203 1322 1849 9250 13302
5 日本 y_nuno2702 S S 1552 907 1591 - 1552 10055 13198
6 日本 mish12calsonic S S 1612 - - 1763 1736 9652 13151
7 香港 Seize_HKS S S - 1928 1713 - 1747 8847 12522
8 日本 yamachan5515 S S 1303 1824 1128 - - 8444 11571
9 日本 Created_by_Doll S S - 2041 1468 - - 7638 11147
10 オーストラリア SpeedyChicken_04 S S 1802 1957 1478 - - 6833 10592

Top 24 スーパースターズ・レビュー

鈴鹿決戦はオーストラリアの強豪Nik_Makozi選手がまたしてもポールポジションからスタート。
しかし、先行逃げ切りを許すまじといった気迫の3人の日本人選手、Kawakana222選手、tatsurou55選手、mish12calsonic選手が1周目の1コーナーからNik_Makozi選手を追い詰めます。

トップ4台のテールトゥーノーズのバトルに異変が起きた5周目。
なんと2位を走行していたKawakana222選手が1コーナーのアウト側のランオフに足元をすくわれコースオフ。一気に6位までポジションを落とします。

7周目、上位集団は一斉にピットイン。
ここでもtatsurou55選手はNik_Makozi選手の背後でピットアウト。
アウトラップでNik_Makozi選手がスパートをかけ2位以下を離しにかかりますが、タイヤとガソリン消耗が設定されたレースでは諸刃の剣。

次第にそのリードは消えていき、トップ3台が再び集団となります。
そして12周目に遂にKawakana222選手がトップ集団に追いつき、再び4台によるドッグファイトが再開されます。

13周目、日立オートモーティブシステムズシケインでアウトからオーバーテイクをしかけたtatsurou55選手がNik_Makozi選手に押し出されます。

残り2周。トップ争いはNik_Makozi選手と、驚異の追い上げをみせたKawakana222選手の2台に絞られたかのように見えましたが、タイヤと燃費を労わる走行をしていたtatsurou55選手がペースの上がらないトップ争いに再び加わります。

14周目のスプーンカーブでKawakana222選手がNik_Makozi選手をアウトからオーバーテイクをしかけます。
一度はノーズ差し込み、前に出たかにみえたKawakana222選手でしたが、Nik_Makozi選手にラインを残してもらえず無念のコースオフ。

この時点で1位Nik_Makozi選手、2位tatsurou55選手、3位Kawakana222選手というオーダー。
トップを走行するもペースの上がらないNik_Makozi選手に日本勢の2台が食らいつきます。
ファイナルラップの1コーナーへのアプローチでNik_Makozi選手がインに飛び込むtatsurou55選手をブロック。
tatsurou55選手は260km/hオーバーでドリフト状態に陥るも、驚異のリカバリーをみせ、見事にトップ集団に加わります。

ここまで驚異の追い上げをみせ、2位を走行していたKawakana222選手は、集中力が途切れてしまったのかS字コーナーで単独のコースオフ。
浮き沈みの激しいレースを6位で終えました。

トップは依然としてNik_Makozi選手ですが、tatsurou55選手の執念は消えません。
コース幅いっぱいまでブロックラインを取るNik_Makozi選手を、130Rのアプローチでアウトから豪快にオーバーテイク。

Nik_Makozi選手の余力はなく2位を死守。
ホームストレートにトップで戻ってきたのはtatsurou55選手でした。

トップ集団の接触も多発し、大いに荒れたタフなレースを見事制した、日本・tatsurou55選手がシリーズタイトルを獲得しました。

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