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トップドライバー参戦企画 第一弾 本山哲 ×『GT4オンライン』 2006年08月25日
    レーシングドライバー 本山 哲(もとやまさとし) 1971年東京生まれ。自身のフォーミュラ・ニッポンのマシンのアートワークを『グランツーリスモ』が手がけるなど、『グランツーリスモ』とは親交が厚い日本を代表するトップドライバー。
   

「実戦以上に緊張するよ」

本山
哲 ×『GT4オンライン』プレイ中のスペシャルムービーを公開!(3分1秒)
本山 哲 ×『GT4オンライン』
プレイ中のスペシャルムービーを公開!(3分1秒)
本山哲選手のタイムアタックリプレイムービー(1分56秒)
本山哲選手のタイムアタックリプレイムービー(1分56秒)
YAM23選手のタイムアタックリプレイムービー(1分54秒)
YAM23選手のタイムアタックリプレイムービー(1分54秒)
本山哲トロフィー第3レースリプレイムービー(4分15秒)
本山哲トロフィー第3レースリプレイムービー(4分15秒)
本山哲トロフィー第5レースリプレイムービー(4分30秒)
本山哲トロフィー第5レースリプレイムービー(4分30秒)
本山哲トロフィー第8レースリプレイムービー(3分42秒)
本山哲トロフィー第8レースリプレイムービー(3分42秒)
 

2006年8月23日19時5分。ポリフォニー・デジタルに“日本一速い男”が姿を現しました。フォーミュラ・ニッポンとスーパーGTという2大トップカテゴリーで毎シーズンのように王座争いに加わり、日本のモータースポーツを鼓舞し続ける男、本山哲。その本山選手が『グランツーリスモ 4 オンライン実験バージョン(以下『GT4オンライン』)』テスターたちと渡り合う前代未聞のイベントが、まもなくここで幕を開けるのです。

本山選手は『グランツーリスモ』プロデューサー山内一典と再会の握手を交わすと、早速スタッフとタイヤ選択などについてミーティングに入りました。この日、本山選手が参加するイベントは2つ。まず20時から20時35分までタイムアタックを行い、10分の休憩の後、22時までクイックレースにエントリーするスケジュールです。
タイムアタックのステージは本山選手の「次戦の練習にしたい」というリクエストから、スーパーGTの次の開催地であるツインリンクもてぎに決定。マシンは必然的にモチュール ピットワークZとなりました。一方クイックレースは、そのもてぎを含めた5つのコースから本山選手が一つを選び、スーパーGTのマシンで争うという設定です。
19時55分。本山選手が対戦台のバケットシートに体を沈めました。「『グランツーリスモ』で戦う時っていつも実戦以上に緊張するんだよ。」そういいながらシート位置を調整し、ログインの手続きを進めます。同時にログインカウンターが秒刻みで急上昇をはじめ、日本中のプレイヤーが『GT4オンライン』に集まり始めました。その数はタイムアタック開始1分前には160人を突破。さあいよいよ夢のタイムアタックの幕開けです。

『グランツーリスモ』プロデューサー山内一典が本山選手を迎える。「今日はよろしくお願いします!」(山内)「早く写真撮って。練習しちゃダメ?(笑)」(本山選手)

『グランツーリスモ』プロデューサー山内一典が本山選手を迎える。「今日はよろしくお願いします!」(山内)「早く写真撮って。練習しちゃダメ?(笑)」(本山選手)

タイムアタック開始直前。山内が見つめる中、本山選手はちょっと緊張ぎみ?

タイムアタック開始直前。山内が見つめる中、本山選手はちょっと緊張ぎみ?

本山哲ミニインタビュー1:『グランツーリスモ』との出会いはいつですか。

「初回作からだね。もともとレースゲームには興味があったんだけど、手に入れてすぐ『他のゲームとはレベルが違うな』と感じた。自分がレースをやってるからより本物に近い点に強く惹かれたんだと思う。’99年にはボクと道上(龍選手)はもうガンガンやってたよ(笑)」

過酷すぎるタイムアタック!

20時ちょうど。イベントのレギュレーションが公開され、本山選手もウォームアップランを開始しました。トランスミッションはあえてATをチョイス。デバイスはTCSもASMも全オフです。
最初のラップは1コーナーやヘアピン、バックストレートでブレーキングポイントを探りつつアクセルを開けるタイミングを計っているようす。それでもタイムは1分46秒台と良好です。2ラップ目からは全開アタックに入りましたが、意外にもベストラップはすぐ訪れることとなりました。

4ラップ目、S字の切り返し、ヘアピンのブレーキング、下りのストレートエンドの脱出をうまくまとめ、周囲のスタッフから期待の声がもれます。たたき出された結果は1分44秒146。ここで本山選手は一度ログオフし、タイムアップに向けて作戦を練ることに。
「もてぎの場合、タイムアップのポイントになるのはS字からヘアピンまでだよね。S字の切り返しとV字の左コーナー、ヘアピンでまだ詰められると思う」。20時13分。そう言うと本山選手は20分のアタックに入りました。
実は本山選手はここで大きな賭けに出ていたのです。「トップランカーと争うにはMTが必須」。スタッフのそんな話を聞き、久しくトライしていなかったMTでのアタックを試みたのです。一方今回も電子デバイスは全オフです。

タイムアタック開始!相当本気です。

タイムアタック開始!相当本気です

タイムアタックリプレイを見つめる。「みんな速いな~」と言いながら悔しそう!?

タイムアタックリプレイを見つめる。「みんな速いな~」と言いながら悔しそう!?

1ラップ目。誰もがその選択は正解だったと思いました。いきなりベストに近い1分44秒182をマークしたからです。しかし2ラップ目は1分44秒273、3ラップ目は1分44秒550。区間単位で見るとベストラップを上回る箇所はあるのですが、ATのテンポで覚えたブレーキングとアクセルオンがどこかでかみ合わず、どうしても1ラップがまとめ切れません。本山選手の顔に緊張が見てとれます。

4ラップ目。追い討ちをかけるように最初のランキングが表示されました。トップは先日の日本一決定戦でも王者となったYAM23選手。そのタイムはなんと1分42秒171! 本山選手のタイムはこの時点で8位です。「悔しいな」。そう漏らした本山選手の表情は、アタック時間わずか20分というシークレットタイムアタックの過酷さを痛切に物語っていました。

そうしている間にも、アタック時間は刻々と縮まっています。残り時間が10分を切っても、依然として区間ベストを更新しつつ、それがどうしても1ラップにまとまらない走りが続きます。結局ベストタイムに1000分の1秒単位まで肉薄しましたが、それを上回ることはかなわず、タイムアタックは終了しました。タイムアタックの結果はこちら

優勝はYAM23選手。最初の申請タイムを一度も譲らず栄冠を手にしました。改めてランキング表を眺めた本山選手は、全国の『グランツーリスモ』ユーザーのレベルの高さに舌を巻きつつも、自身の39位という記録に悔しさをにじませていました。その悔しさが本物であったことを、実はこの後のレースが実証することになるのです。

本山哲ミニインタビュー2:『グランツーリスモ』で速くなるコツは?

「まず1つはアクセルオンのポイントをどれだけ手前に持ってこられるかを意識すること。もう1つはターンインのブレーキをコーナーのどこで行うかを見極めることだね。コーナー手前で終わらせるか、奥まで粘ったほうがいいかにこだわって走るといい。さらに他車がいるレースでは無用な接触を極力避けることも重要。接触は絶対的なタイムロスだからね」

   

宝石のような10戦のレース

タイムアタックでは厳しい表情だった本山選手だが、対戦は駆け引きを楽しみながら終始笑顔で走っていた
タイムアタックでは厳しい表情だった本山選手だが、対戦は駆け引きを楽しみながら終始笑顔で走っていた
レース中にスタッフがびっくりするようなコメントを連発していた本山選手。ここには書けないが、聞いた人はラッキーだ!?
レース中にスタッフがびっくりするようなコメントを連発していた本山選手。ここには書けないが、聞いた人はラッキーだ!?
「みんなと走れて楽しかった。 また機会があったら対戦に参加したいね」と語ってくれた。
「みんなと走れて楽しかった。また機会があったら対戦に参加したいね」と語ってくれた
本山選手からたくさんのサイン入りグッズが提供されました。ありがとうございました!
本山選手からたくさんのサイン入りグッズが提供されました。ありがとうございました!
 

20時45分。クイックレースの時間が始まりました。ところがここで問題が発生。大勢のプレイヤーの皆さんがエントリーしてくれたため、対戦者のマッチングに遅延が生じるようになったのです。スタッフはやむなくカテゴリーをプライベートレースに変更してイベントを開催することとなりました。
この事態に本山選手は、参加を待ち望んでいるプレイヤーの皆さんを気遣っていましたが、対応をご理解いただき、21時20分、プライベートレースとして「本山哲トロフィー」が開幕しました。

レースを設定すると瞬く間にグリッドが埋まります。プレグリッドでは、本山選手が他のプレイヤーの皆さんと文字チャットで気軽なコミュニケーションを楽しんでいました。レースを終えた方々のチャットからは、本山選手と共に走れた感動がひしひしと伝わってきて、観戦している運営スタッフも強く心を打たれました。
ひとたびレースが始まると、本山選手は全身全霊で勝負に挑みます。マシンはもちろんモチュール ピットワークZ、ミッションは再びATに変更し、デバイスはコースによってTCSを生かすという戦法です。
初戦から第3レースまではもてぎをチョイス。初戦こそ3位に甘んじましたが、以降2位、1位と順当に順位をアップさせてプロドライバーの気迫を見せ付けました。第4戦は富士スピードウェイに舞台を移しましたが、第1コーナー進入でラインを押し出されコースアウト、4位でレースを終えました。
第5レースは鈴鹿サーキット。nega-pop選手との熾烈な2位争いに打ち勝って見事優勝を勝ち取ります。その勢いに乗って第6レースも鈴鹿を選びましたが、今度は2ラップ目の1コーナーで痛恨のコースアウト。5位に終わりました。

第7レースでは、『GT4オンライン』の総合ランキングトップをひた走る強敵-FOX-選手が参戦。富士を舞台にレースが行われましたが、最高速で有利なWOODONE トムススープラで挑んだ-FOX-選手に1コーナー飛び込みでオーバーテイクを喫し、惜しくも2位にとどまりました。
強敵は仲間を呼ぶのでしょうか。続く第8レースではなんとさきほどのタイムアタックの勝者、YAM23選手がエントリー。2レース続けての強敵参戦です。同じ富士を舞台としたレースでYAM23選手はザナヴィ ニスモGT-Rをチョイス。両者はまたもや1コーナー勝負となりましたが、接触を避けた本山選手がラインを譲り、1位YAM23選手、本山選手2位という結果になりました。
第9、第10レースは再び舞台をもてぎに戻しての戦いです。実はこの第9レースこそ、本山選手のタイムアタックの雪辱を晴らす1戦となりました。

本山選手はみなさんの応援メッセージに嬉しそうに答えていた。「みんなありがとう!」

本山選手はみなさんの応援メッセージに嬉しそうに答えていた。「みんなありがとう!」

スタート早々に2位以降を引き離した本山選手は、ここぞとばかりタイムアタックを敢行。今度こそ全周にわたってすべてがかみ合った走りで、1分43秒543というラップタイムをたたき出してゴールしました。タイムアタックならば16位に入るこの記録。ATで成し遂げたのですから驚くほかありません。そして続く第10レースはついに最終戦。このレースは本山選手のはからいで3ラップとなりましたが、2位争いに手間取るうちにトップの独走を許し、本山選手は終盤の奮闘もむなしく2位という結果になりました。

予定時刻も大幅に過ぎた22時45分。本山選手が「メチャクチャ楽しかったよ!」と言ってバケットシートから体を起こしました。最後にチャットルームで本山選手が挨拶を書き込むと、プレーヤーの皆さんからたくさんの返事や、応援メッセージが怒濤のように流れました。あまりの反響の大きさに本山選手も驚いたようで、嬉しそうに何度も返事をしていました。

本山哲ミニインタビュー3:今日のイベントの感想をひと言。

「タイムアタックは本当に時間が厳しかった。速さを限界まで極めるにはもう少し練習をしたかったね(笑)。後半のレースでは抜きつ抜かれつの緊張感を今まで以上に感じた。今までも1箇所に集まれば対戦はできたけれど、離れた場所同士でリアルタイムに実現できてしまう感覚は、これまでにない興奮と緊張があるね。また招待してくれたらぜひ参戦したいと思う」

本山哲トロフィーレース結果

お詫び:本イベントのレースではアクセス集中により皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。なお参加していただいたのに本山選手と対戦できなかった皆様には、イベントの主旨をご理解いただけますようお願い申し上げます(本山選手宛ての友達リスト追加依頼は運営チーム判断ですべてお断りさせていただきました。併せてご了承ください)。


本山哲選手 プロフィール(motoyama.net)

1971年生まれ。幼少時からポケバイやレーシングカートに親しみ育つ。2003年、全日本GT選手権とフォーミュラ・ニッポンの両方でシリーズチャンピオンの座を獲得し、名実ともに「日本一速い男」の称号を獲得する。翌2004年全日本GT選手権・GT500クラスチャンピオン、2005年フォーミュラ・ニッポン、シリーズチャンピオン。

今シーズンはフォーミュラ・ニッポンに「arting Racing TEAM with IMPUL」からエントリー。そのマシンのデザインを手がけたのは『グランツーリスモ』である。一方スーパーGTには NISMOから参戦中。赤く彩られたXANAVI NISMO Z を駆っている。

   

Text & Photo by グランツーリスモ・ドットコム運営チーム

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