Ferrari
フェラーリ F2007
2006年より導入されたV型8気筒・排気量2.4L以下というエンジン・レギュレーションに引き続き、2007年にも最高回転数を1万9000rpm以下、エンジン開発を2010年まで凍結(当時)、といった内容が盛り込まれた新レギュレーションが発行され、F1バトルは一層シビアなものとなった。そんな中、2006年の「248F1」の後継としてフェラーリが発表した2007年仕様のニューマシン「F2007」は、新しいチャレンジに溢れた革新的マシンであった。エアロダイナミズムの改善に向けてフロントサスペンションのロアアーム支持方式を変更、変速時の駆動ロスを排除した通称「シームレスシフト」を導入、また7速シーケンシャルギアを収めるカーボン製ギアボックスを極限までコンパクトに設計しリアセクションでの空力性能を向上させるなど、数々の改善を図った。エンジンも燃焼室や吸排気ポートの最適化を行い、1万9000rpmの最高回転を許容しながらハイレベルなドライバビリティを確保している。
F2007を操るドライバーはフェリペ・マッサと新加入のキミ・ライコネン。ライコネンは最終戦までもつれ込んだ接戦を制し、加入初年度ながら見事ドライバーズ・タイトルを獲得。同僚であるマッサの活躍も光り、フェラーリはコンストラクターズ・タイトルも手中に収め、2004年以来のダブルタイトルの栄冠を勝ち取ったのだった。








