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イベントリポート

マツダ ロードスターが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞

「グランツーリスモ」シリーズ・プロデューサー、山内一典が選考委員を務める「2015 - 2016日本カー・オブ・ザ・イヤー」開票式が、東京都江東区青海の国際交流会館で開催されました。

会場では60名の選考委員による投票の結果が発表され、途中ホンダ S660との接戦となるも、最終的にマツダ ロードスターが442点の最高得点を獲得。今年のイヤーカーに輝きました。

マツダの受賞は昨年のデミオに続き2年連続となります。なおインポート・カー・オブ・ザ・イヤー及び各部門賞は以下のようになりました。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW2シリーズ アクティブ ツアラー / グランツアラー
イノベーション部門賞:テスラ モデルS P85D
スモールモビリティ部門賞:スズキ アルト / アルト ターボRS / アルト ラパン
エモーショナル部門賞:該当車なし

また、この1年間に行われたプロジェクトの中でももっとも評価されるべき施策や功労者などに贈られる実行委員会特別賞は、以下の2件に贈られました。

株式会社ヤナセ『日本の輸入車市場の発展に貢献』
トヨタ自動車株式会社『MIRAI』

株式会社ヤナセについては、日本における輸入車試乗発展に長く大きく貢献したことや、創業100周年を迎えたことが後世の記録にとどめておくべきことだと判断されました。

昨年「トヨタの燃料電池自動車に対する取り組み」で実行委員特別賞を受賞したトヨタは、今年その取り組みの結実のひとつである燃料電池自動車『MIRAI』で特別賞を受賞。世界で初めて一般販売を開始したMIRAIの意義を大きく評価されました。

マツダ株式会社 常務執行役員 藤原清志氏の受賞の喜びのコメントは、ファンへの感謝の言葉から始まりました。

そして、ロードスター開発チームへの感謝、さらに特別に感謝を報告したいとして、涙をこらえながら志半ばで天国に旅立った仲間の名前、そしてリーマンショック時に助けてくれたという当時の金沢専務の名前を挙げました。

リーマンショック、東日本大震災を乗り越え、SKYACTIV技術、CX-5、アテンザ、アクセラ、デミオ、CX-3、ロードスターを開発したメンバーを褒め称え、奢ることなく自信に変えて我々の志を発表していきたいとしました。

カー・オブ・ザ・イヤーの受賞の舞台にあがるのは今回で3回目だという藤原氏は、「僕がここにあがるのはこれが最後になるでしょう」との言葉に続けて、数々の社会情勢を乗り越えて、2012年以降、トヨタ86、スバルBR-Z、コペン、S660、そしてロードスターといったスポーツカーを発表してきた日本の自動車メーカーについて触れ、「日本という地形を生かし切った、本当に力のある、日本らしいスポーツカー群だと私は思っています」「今日、広島から来る時に非常にきれいな富士山が見えました。美しい国ニッポンでこんなスポーツカーを作り、走らせる、こんな国は他にはありません」として、日本の自動車産業が今後もスポーツカーを作り続けられるよう願っていること、またスポーツカーが日本のクルマ文化のひとつになるよう、マツダはやっていく、と語りました。