更新日: 2016年11月04日
65年前のヴィンテージモデルをモンスターに改造。2016年のGTアワードは「1951年式フォード」に決定!
イベントリポート

今年もハイレベルなカスタムカーの戦いとなりました。11月2日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催中のカスタムカーの祭典SEMAショーに合わせて、14回目を迎えたGRAN TURISMO AWARDS SEMA(以下GTアワード)の選考が行われ、今年のベスト・イン・ショーとして「1951年式 フォード」が選ばれました。このクルマはGTアワードの賞典として、将来のグランツーリスモに収録される予定です。

古めかしいヴィンテージ・フォードを現代に蘇らせようとしたオーナーは、元レーシングドライバーのブルース・レベンズ氏。彼はこのクルマを、どこかヨーロッパの雰囲気が漂うクラシカルなレーシングカーに仕立て上げたいと考えました。そのこだわりは、随所に配された革製の固定ベルトやシックなインテリアなどに見つかります。制作のために費やされた時間はなんと1万時間以上。腕利きの職人が精力を傾けた甲斐あって、細部に至るまで完璧なクルマ作りがなされています。なお授賞式では、このクルマの制作を担当したクレイグ・ウィック氏が登壇し、トロフィーを受け取りました。
なお、ベスト・イン・ショー決定に先立って、その選考の候補となる5つの部門賞が選ばれました。今年の各部門賞は以下の通りです(★:ベスト・イン・ショー受賞車)。

・ベスト・トラック/SUV:2016 ダッジ ラム 1500(オーナー:マイク・ホワイト氏)
・ベスト・ドメスティックカー:1965 フォード マスタング(オーナー:クリス・マーシャル氏)
・ベスト・アジアンインポート:1975 ダットサン 280Z(オーナー:クリス・フォースバーグ氏)
・ベスト・ヨーロピアンインポート:2008 アウディ R8(オーナー:ラヴィクマー・アヤガリ氏)
・ベスト・ホットロッド:1951 フォード(オーナー:ブルース・レベンズ氏)★

各部門賞の受賞車をご紹介しましょう。

●ベスト・トラック/SUV:2016 ダッジ ラム 1500(オーナー:マイク・ホワイト氏)

ヘルファイアという異名を持つモンスタートラック。6.2Lのヘルキャットエンジンは775psを発生し、セラミックブレーキやレース用ホイールで武装しています。かつてストリートドラッグでマッスルカー相手に勝利をもぎ取ってきたモンスターピックアップの再来です。

●ベスト・ドメスティックカー:1965 フォード マスタング(オーナー:クリス・マーシャル氏)

最強の肉体を移植されてサイボーグのように蘇ったマスタング。ターボとスーパーチャージャーによってダブル過給されるV8エンジンは1000馬力を発生。6速シーケンシャルトランスミッションや車高調整式サスペンション、カーボンセラミックブレーキなど他の要素にも抜かりはありません。真っ赤に統一されたインテリアも見事です。

●ベスト・アジアンインポート:1975 ダットサン 280Z(オーナー:クリス・フォースバーグ氏)

衰えることを知らない初代ダットサンZの人気。このクルマはエンジンをRB25DETに換装し、ターボチャージャーをグレードアップ、そのパワーを受け止めるよう駆動系も強化されています。外観ではGノーズと呼ばれるフロントバンパーと大型のオーバーフェンダーが圧倒的な存在感を生み出しています。

●ベスト・ヨーロピアンインポート:2008 アウディ R8(オーナー:ラヴィクマー・アヤガリ氏)

アウディのフラッグシップスポーツR8を、GT3マシン然としたたたずまいにモディファイしました。ボディパネルや前後バンパーは未塗装のカーボンパネルに置き換え。大型リアウイングやディフューザーなどレースカーの流儀は踏襲しつつも、大径ホイールでストリートテイストをアピールしています。
【GRAN TURISMO AWARDS 歴代受賞車両リスト】
2003 Buick Special
2004 HPA Motorsports Stage II R32
2005 AEM S2000
2006 ArtMorrison Corvette '60
2007 HPA TT
2008 Infiniti G37
2009 Ford Mustang Trans-Cammer
2010 1969 Chevrolet Camaro
2011 1971 Chevrolet Camaro
2012 Custom Ford Mach 40
2013 1967 Chevy Nova
2014 GoPro “Rampage” 1970 Chevrolet Camaro
2015 Datsun 240Z “Fugu Z”
2016 1951 Ford Coupe

b リストに戻る