オートカー・ジャパン 2009年7月号
- オートカー・ジャパン 2009年7月号
- 発売日:2009年05月26日
- 価格:950円
- 発行元:(株)ネコ・パブリッシング
- バックナンバー一覧
編集部からひと言
最近、通勤の経路を変えてみました。郊外に出て大回りしていた今までのルートより25%ほど道のりは短くなるけれど、都心を抜けるので信号が多く、燃費は20%ほど悪化します。差し引きすると燃料の消費量、すなわち二酸化炭素の排出量はわずかに少なくなり、地球に優しいわけです。
一方、環境問題に敏感だと思われるプリウスのオーナーのなかに、ちょっと不思議な行動を取っている人たちがいるようです。車載の燃費推移グラフを フルマークにするために交通の流れを乱しまくってもマイペースを貫いたり、はたまた条件のいい時間帯なら達成しやすいと言うことで、用もないのに深夜に燃費を稼ぐためだけに走ってみたり。
4月、ホンダのインサイトは1万台以上を達成して、新車乗用車販売台数ランキングのトップに立ちました。モデル末期まで右肩上がりに販売台数を伸ばしてきたプリウスの実績からも、ハイブリッド車への興味と実際の消費行動は拡大傾向にあるのがわかります。燃費のいいクルマを選ぶのは悪いことでありようがないのですが、ハイブリッド車でなくてもできることはあるし、ハイブリッドが全面的に正しいわけではありません。たとえば寿命やトラブルで退役した、あるいは廃車になったハイブリッド車に残されたままになった電池の問題です。
低価格化でハイブリッド車が広く受け入れられるようになったのは、喜ばしいとも、問題の先送りがまたひとつ増えたとも言えるような気がします。
石油燃料を1滴も使わず、巨大な電池を消耗させることもなくクルマを楽しめるオートカーの購読なんか自然に優しい……っていうわけでもないですね、紙を消費しているので。環境問題って、むずかしいですねぇ。(光)
© 2009 NEKO PUBLISHING CO.,LTD
- 関連リンク
- - オートカー・ジャパンWEB

